Black Peaks

見上げても黒い頂上はいつも見えない

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

GoogleはやはりGoogleだったんだ【書評】How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント / エリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ (著)

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント


Kindle版を読了。
やはりGoogleは当代最高の企業文化を醸成していた!
経営の理想を求め、最高の技術を求め、考えうる限り最高の環境と考え方を実践し
これからの企業経営、働き方に大きなサジェスチョンを提示するGoogleの発展の歴史。






  この本の概要
How Google Works
エリック・シュミット (著)
ジョナサン・ローゼンバーグ (著)
アラン・イーグル (著)
ラリー・ペイジ (その他)
土方 奈美 (翻訳)
単行本:376ページ
出版社:日本経済新聞出版社
ISBN-10:4532319552
ISBN-13:978-4532319557
発売日:2014/10/9
寸法:19 x 13.8 x 2 cm






  目次



序文 ラリーペイジ

はじめに
 最前列で学んだこと
 「エンジニアと話してこいよ」
 フィンランド計画
 脅威が脅威ではなくなる時代
 スピード
 ”スマート・クリエイティブ"
 楽しいプロジェクト
 まだ見ぬピラミッド

文化
 社員を窮屈な場所に押し込めよ
 仕事も食事も生活も共にする
 あなたの親は間違っていたー散らかっているのはいいことだ!
 カバ(Hippo)の言うことは聞くな
 7のルール
 独立採算にしない
 組織再編は一日で済ませる
 ベゾスの「ピザ二枚のルール」
 一番影響力の大きな人を中心に会社をつくる
 悪党を退治し、ディーバを守れ
 良い意味の"働きすぎ"
 「イエス」の文化を醸成する
 「お楽しみ」より「楽しさ」を
 何か着てればいいよ
 アハライ
 邪悪になるな

戦略
 市場調査ではなく、技術的アイデアに賭ける
 組み合わせ型イノベーションの時代
 "速い馬"はいらない
 成長を最優先せよ
 ロナルド・コースと企業の本質
 特化する
 初期設定は「クローズ」ではなく「オープン」に
 「初期設定はオープン」の例外
 ライバルに追随するな
 エリックからのアドバイスー戦略会議の要諦
 
人材
 群れ効果
 情熱のある人間は情熱を口にしない
 ラーニング・アニマルを採用する
 LAXテスト
 斬新な発想は多様性から生まれる
 絞りを広げる
 誰もが"スゴイ人"をひとりは知っている
 面接のスキルは最も重要
 面接時間は30分に
 意見をまとめる
 縁故採用(あるいは昇進)は許さない
 採用の質を犠牲にしてまで埋めるべきポストはない
 破格の報酬
 レーズンは放置し、M&Mを放出せよ
 愛する者には旅をさせよ(ただし手を尽くしてから)
 解雇はつらいよ
 グーグルの「採用のおきて」
 キャリアの選択ーF-16を選べ

意思決定
 データに基づいて決定する
 "ボブルヘッド"の「イエス」には要注意
 チャイムを鳴らすタイミングを見極める
 意思決定の数を減らす
 毎日会議を開く
 どちらも正しい
 すべての会議には"オーナー"が必要
 法律問題には"カウボーイ・ルール"で
 収益の8割を稼ぐ事業に8割の時間をかけよ
 後継者育成計画をつくる
 一流のスポーツ選手にはコーチが必要なのに、あなたには要らない?

コミュニケーション
 デフォルトを「オープン」に
 細部を知る
 安心して真実を語れる環境をつくろう
 会話のきっかけをつくる
 お祈りをいくら繰り返しても御利益は減らない
 「ロンドンはどうだった?」
 自分を見つめ直す
 メールの心得
 シチュエーション別のルールブックをつくる
 ヒエラルキーより人間関係

イノベーション
 イノベーションとは何か
 自らをとりまく環境を理解する
 CEOはCIOであれ
 ユーザに焦点を絞る
 発送は大きく
 (ほぼ)実現不可能な目標を設定する
 70対20対10のルール
 20%ルール
 ジョナサンのお気に入りの「20%プロジェクト」
 アイデアはあらゆるところから生まれる
 世に出してから手直しする
 良い失敗をする
 重要なのはおカネじゃない

おわりに
 想像を超えるものを想像しよう
 《ダウントン・アビー》からダイアパーズ・ドットコムへ
 プラットフォームの世界の勝者と敗者
 ソーシャルウェブ(ついでにフェイスブックというベンチャー企業)の台頭
 一番嫌な質問をする
 政府の役割
 大きな問題は情報の問題である
 未来は明るい
 次世代のスマート・クリエイティブ







  要約

・人材採用が最重要の課題である
・自主的に、自立的に動くスマート・クリエイティブを採用する
・悪党は不要である
・コミュニケーションは大事である
・良いプロダクトがイノベーションを助ける
・成長は大きく考え、"スケール"しよう
・会議毎にリーダーを決めて収束を図ろう
・収益の8割を稼ぐコア事業に8割の時間をかけてベースを固める






  感想
結構長く(単行本なら厚く?)ボリュームのある本でしたが3日ほどかけて一気に読み切りました。
感想を一言で言うなら「やっぱGoogleスゲー」でしょうか(笑)

僕自身独立して丸4年、会社はどうすべきか、方向はこれでいいのか、
今やっている事業に「代わるもの」が必要なのか「深化させる」のか等色々考えます。
が、考えても答えはそう簡単に出ないもので、日々の業務に流される時もしばしば・・・。

Googleとは比ぶべくもないのですが、誰もが知るあのGoogleもやはり最初から今のGoogleだったのではなく、
試行錯誤しながら、それでも軸はブレずに成長を重ねてきたことが分かります。

僕などは想像もつかない学歴の持ち主が集まり、しかも技術中心ですから
ギーク(まあオタク的)な方々が日々プロダクトを開発していく中では、
会社の方向性、というよりもCEOを始めとする上層部の方針が定まっていないと
技術革新の波に簡単に淘汰されてしまうのでしょう。
できるだけ上層部の方針が皆に平等に知らされるシステム作りに腐心しているようです。

ごく最近の米国のネット関連IT企業の事も触れられており、
「ああ、あれはそういうことだったのか」と思うエピソードも多々。

簡単に言うならば、会社形態の「究極の理想像」を作ろう・維持しようとしているのが分かります。
誰もが働きやすく、20%ルール等である程度自由な技術開発も保証され、報酬は言うに及ばず、
キャリアとしては申し分のない会社。

けれども「Google」だからこそ、という面も読み進めるうちに思い当たります。
まあ一言で言えば資金面です。
無論スタートアップの頃は綱渡りだったのでしょう、
他のポータルにバナーを載せるなんて微笑ましいエピソードもありますが、
成長曲線に乗ってからは恐らく巨大なM&A時以外は資金面での心配はないのではないでしょうか。

だからこそ安泰の雰囲気になると革新的なプロダクトが出にくくなると危惧しているせいか、
会議、採用等できるだけオープンな指向性を持って経営を行い、
イノベーションを推奨していることが伺えます。

社員の意見をちょっと取り入れてみました!的なお手軽なものではなく、
上でも述べたように「究極の理想」を求める冒険潭のようにも思え、
やはり会社を動かすのは人間なのだなあ、上層部も悩み考え試行錯誤しているのだなあと思いました。

業態によってはこの内容は「ふーん」で終わるのかもしれません。
しかし僕自身、ある意味自分の会社、自分の人生の目標として考えたい本でした。
勿論資金も、人材も、ましてやプロダクトもないない尽くしですが
前を向いて自分自身の理想と目標に向かって進んでいきたいと勇気づけられました。




How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス)  ―私たちの働き方とマネジメントHow Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント
エリック・シュミット,ジョナサン・ローゼンバーグ,アラン・イーグル,ラリー・ペイジ,土方 奈美

日本経済新聞出版社
売り上げランキング : 1654

Amazonで詳しく見る



follow us in feedly
関連記事

- 0 Comments

Leave a comment

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。